17日午後から消防庁舎をお借りして開催しました!

8月の講座を受けてくれた方を中心に、新メンバーも加わって具体的に『地域で活動を始めるやり方』を学びました。

チャート式になったワークシートに沿って進行すると、解決したい課題を確定し、そのためにすべきことを決めていけるという手順になっています。正直、オリジナルシート作成にとても苦労したのです・・・おかげ様でワーカーも日々勉強です。

前回、宿題として出した「最近DO(どう)?」の声かけ運動から皆さんが聞き出してきてくれた困り事について、その原因になっていると思われることをグループごとに出し合いました。出た意見を基本的にすべて書き出しているので、理由とは違うこともありますが、一つの困り事でも、ほんとにたくさんの理由や原因があることが分かります。

「耳が遠くなると、会へ出てもちゃんとできないんじゃないかと不安になるんやで、分からんやろうけど。」
参加されていた方はまだ足腰は達者な方が多かったので、聞こえにくさからくる不便さや不安を教えてもらいました。
電話がおっくうになったり、何度も聞きなおすのが申し訳なくて会話が減ったり。
日々の生活の中で繰り返されることだから尚更だなぁと感じました。

食事の準備が大変という困り事にもいろんな角度の理由があげられました。
毎日同じもの(メニュー)になるというのは、私たち世代も感じます。なかなかレパートリーが増えないのです。
こういったことを世代を超えて解決できないかなぁと思いを巡らせました。

グループでひとつ、共感できる理由を選び、そのことが原因で起こっている困りごと解決について話し合いました。

3グループそれぞれに具体的な案が出ました!
自分たちが一番共感できる「理由」を選んで解決策を考えてもらいたいとお願いしていました。

ワーカーが入らせてもらったグループは、老人クラブの方ばかりだったので実際に来月の役員会にかけてみるとおっしゃってくれていました。

生活支援体制整備事業で目指している助け合いは、老人クラブ活動での助け合いよりも大きな範囲が考えられます。地域で暮らすいろんな立場の方々が助け合える社会をつくろうというものです。ただ、今回のように、老人クラブの会員から出された課題も地域課題のひとつであり、それを解決するために既存の仲間がまずやってみて、それを現在は入会されていない方々に広げていくのも一つの手だと思いました。
今回の案がどんな風に進んでいくのか、生活支援コーディネーターも一緒に考えさせてもらう予定です。