1学期のふり返りの中で、2学期に実施してみたい事で、公民館を利用されている方、公民館長への聞き取り、デマンドバスの利用状況の聞き取り、介護施設への訪問などの意見が出ました。
そこで、今回、箕島公民館にご協力いただき、濱部公民館長から公民館についてお話をいただき、その後、実際に公民館で活動されている「いきいき教室」の方々へインタビューをさせていただきました。
箕島公民館は、昭和24年3月に設立し、昭和46年11月に現在の場所へ移転されたようです。設立当初は、箕島中央公民館という名称であり、有田市内には、各小学校区に8つの公民館があるとの事でした。
どの公民館も、職員体制は、3名(館長、主事、主事補)で運営されているようです。
箕島公民館での具体的な活動内容は、市主催の集会や教室(町づくり懇談会、いきいき教室、みんなのサロン等)、自主事業として、創作展、夏の子どもふれあい広場、子どもふるさと祭り、花見&歩こう会等、また、「ふれあいルーム」では、工作や料理教室など、主に小学生を対象とし1回15名程度の利用で、年間18回開催されているようです。
サークル活動は、36のサークルグループがあり、俳句・短歌・三味線などの活動をされているとの事でした。
音楽関係などの発表会や選挙の投票所などにも使用されると説明してくれました。
9月25日の公民館活動です。色々な方が利用されています。
年間利用者数は、10,500名程度と高校生も利用数の多さに驚いていました。
開館時間は、9時~最大22時まで、閉館は木曜日だそうです。
利用者の多くは、70歳前後の高齢者が一番多く、男性よりも女性の利用が圧倒的に多いとお話されていました。ちなみに男性の利用数が多い活動は、将棋や囲碁だそうです。
公民館がもっと地域で利用されるために、公民館だよりを年4,5回発行、毎年3月には、みかんの里のフェスティバル(8つの公民館の活動報告会)などを開催しているとお話されていました。
施設の充実について、耐震工事、バリアフリーなどが出来ていない点、駐車場が少ないなどの点をお話されていました。
高校生は、公民館に来る機会が少なく、無料で利用出来る事に驚いていました。
濱部公民館長からのお話の後、ホールで「いきいき教室」をされている方々に、インタビューをさせていただきました。
・皆さんにとって公民館とはどのようなものですか。
地域のみなさんと交流出来る場所です。
「いきいき教室」は、毎月第2、4火曜日に13時30分~15時まで開催し、毎回15~20名程の参加があります。
・公民館以外で利用する場所がありますか。
港会館、保健センター、福祉館なごみで体操をやっています。
・みんなが公民館に集いやすいようにするには、何が必要ですか。
地域の方に、自分達と一緒に活動しようと声掛けをしていく。
・共通の趣味をもっている人通しで、何かをすることは素敵だと思います。
体操を習おうと思ったきっかけを教えて下さい。
健康で長生きをするためです。
・若さの秘訣を教えて下さい。
家で引きこもらず、外に出て色々な方とコミュニケーションをとり、笑うことです。
・多くの高齢者がいつまでも若々しくいられるためには、地域の中で何が必要と思われますか。
そのために行政などに求めるものがありますか。
歩いて行ける距離に、高齢者が集う場を色々な地域に設けてほしい。
・高校生など、若者に何を求めますか。
小・中学生はあいさつ運動などをしているので、挨拶してくれる方が多いが、高校生になるとあまりしてくれない。
挨拶してもらえれば嬉しいです。
最後に、みなさんがいつもされている運動を一緒にさせていただきました。
ステップを使った運動を約12分間させてもらったのですが、初めは笑顔で運動していた高校生、だんだんと笑顔がなくなり、終わった後、「しんどかった」と一言。
日頃から、運動されているみなさんは、すごいと感じたようです。
今日、いきいき教室に参加されているみなさんは全員が箕島地区にお住まいで、歩いて行ける距離に、集う場があり、色々な方と交流し、笑い、運動も出来る公民館活動が若さの秘訣である事を知る事が出来ました。
体操が終わった後は、みなさんとお話をするのが楽しみであるともお話されていました。
ご協力いただいた、みなさまありがとうございました。