7月28日のオンライン交流授業の様子をご報告します。
(実は、プロジェクターを使ってのオンラインは初挑戦だったワーカー。直前までバタバタしました?。)

これまで、関西大学の所ゼミは宮原小学校での福祉教育に参画していました。本来なら毎年既に有田へきてフィールドワークを行っていましたが、今年は感染予防からそれが叶いません。
一方で、箕島高校はコロナ禍にあってどのようにいろんな方が生活しているのかを学び、考えていきます。箕島高校での初回の意見出しでも、大学生の生活について知りたいという意見が出ました。
どちらにも関わる社協ワーカーがマッチングしないわけがありません。

今回の交流授業は、大学生がすべて内容を考え、進行してくれました。
高校生たちも事前にこんなことを聴きたいというリストをお送りし、時間の有効活用を行いました。

有田サイドは、AGALAのフリースペースに集合し、若干密ではありますが、マスクを着用して遠隔カメラの前にスタンバイしました。
大学生は、全員自宅からの参加です。所教授は・・・大学でしょうか?
実は、大学生たちのゼミ活動は今年度からで、まだ全員揃ってリアルに会ったことがないと言います。
これが今の現実なんだなぁと感じました。

みんなで自己紹介をしてから始まりました。

普段でもそうですが、初対面というのはお互いに緊張するものです。
オンラインでもそれは同じ。
ということで、大学生が「アイスブレイク」を用意してくれていました。

一つ目は、これから読み上げる歌詞の曲名を答えてください。というもの。
私が分かったのは1曲目の『栄光の架け橋』ぐらいで、「Official髭男dism」(今正式名称をググりました笑)や既に分からなくなった今どきの歌手などまったく分かりませんでした!(泣)
さすが、高校生、大学生よりもはるか多く答えていましたよ。

二つ目は、にんべんの漢字を答えよう!のチーム戦。大学生の中には塾講師のアルバイトをしている方も数人おられましたが、何と同点!!高校3年生は受験生ですからね。

そんな感じで空気が柔らかくなった時点で、質問タイムスタート!
質問ごとに、答えてくれる大学生は違いました。

高校生らしい質問がたくさんありましたが、印象に残っているものをご紹介します。
Q. 高校時代の授業と比べてどうですか。
A. 授業の時間が90分と長いけど、すごく専門性が高い。授業を休んだからと言って電話があるわけではないし、学びたいという意欲が試されている。高校で学んだ基礎科目がすべて役立っている。

Q. コロナの影響について
A. 仕送りが増額されたのだけど、帰ってくるなということだなと思った。
  コロナ以来、一度も実家には帰っていない。地方なので高齢者も多くうつすとすごく怖い。
  ホテルでアルバイトをしていたので、一切なくなって収入がかなり減った。今もまだ復活していない。

Q. オンライン授業のいいところ、悪いところは?
A. 授業のギリギリまで寝ていられる。部屋を掃除できる。
  目が疲れる。知らない人が多くて話し合いが活発にできない。

Q コロナ禍から思うことは何ですか?
A. 人と会うことや趣味を持つことの大切さを知った。
  自分は、周りの人を心配させまいと一人でも大丈夫と答えていたが、しんどいことを言える人をつくっておくことが大事だと気づいた。

まだまだたくさんお聞きしましたが、書ききれないのでこの辺で。
高校生と大学生はほんの少しの年齢差ですが、こんなにも経験値が違うんだなと聞いていて思いました。
大学生からは、コロナの中でも高校生らしく楽しい思い出をつくってほしい。友達と喋れることもめっちゃ貴重な時間なので大切にしてほしいとアドバイスをしてくれていました。

高校生たちも、来年の自分の姿かも知れない大学生にリアルなお話を直接聞けてすごく満足そうでした。
また、人見知りをするのでアイスブレイクを入れてくれたことがすごく嬉しかったとの声もありました。
そしてみんなで、やっぱり生で会いたいよね!と話しました。

最後はみんなでオンライン記念撮影!