さぁ、非常に気温のあがっている今日、宮原小学校4年生の学習がスタートしました!
『歌で元気を届けよう』というプログラムは、デイサービス利用者との交流を年間5回こなしていきます。

今日の授業では、交流のために基礎を学びます。

ということで、めあては「高齢者・デイサービスについてまなぶ」です。

デイサービスには介護を必要とする方が来られているので、いろんな配慮が必要になります。
例えば「耳が聞こえにくい人がいますよ、でも、みんなが耳が聞こえにくいわけではありませんよ、だから急に大声で話しかえるとビックリされることもありますよ」と具体的に話をするのですが、これがなかなかに難しい。
「体で覚える」ではありませんが、交流を重ねるにつれて自然と配慮できるようになるので座学はこの1回のみです。

有田市社協では、出前授業に入る前に子どもたちに「地域福祉アンケート」を実施しています。
宮原小学校では4~6年生に入るので、3学年で同じアンケートに答えてもらっています。
その中のひとつに、次の設問があります。
『自分の家族以外の人、例えば近所の方などとどのぐらい話をしますか』
選択肢は3つあります。
 1.しない 2.あいさつをする 3.あいさつをする以外にも話をする。

この4年生は、発達年齢の関係もありますが、他の学年よりも3の「あいさつをする以外にも話をする」のポイントが非常に高いです。学年全体で55%の子どもたちが「3」と回答しているのです。

想像するととってもあったかい雰囲気が浮かびますね。
コミュニケーションがとれるというのはいいことです、自信をもって交流に来てもらいたいです。

そんな学年だからか、ワーカーが写真撮らせてよと声をかけると・・・

「イエ~イ!」とカメラ目線(笑)。

逆サイドもやはりカメラ目線?!
とっても元気です!プログラムタイトルどおりにたくさん元気を届けてくれそうです。

授業の最後に交流の際にはどんなことに気をつけようと思ったか、お家の人にどんなことを教えようと思ったかを発表してくれました。

歌が上手だった現在の中学2年生がきっかけで始まったプログラムです。
5年目の子どもたちとデイサービス利用者の皆さんのステキな出会いを楽しみにしています。