先月、宮原・糸我地区の民生委員・児童委員の皆さんと「災害」をテーマに話し合いの機会をいただきました。
民生委員という立場にあって、特に一人暮らしの高齢の方などについては気にかけてくださっています。
でも、これまでの大規模災害の中では、民生委員という職責から災害発生時に避難の声掛けに行き、尊い命が奪われるということもありました。
民生委員さんも自分の命を最優先にしてほしいので、避難行動要支援者については個々に事前の話し合いが大切に思います。

高齢者宅訪問で教えてもらったお話

以前、有田市社協は宮原小学校6年生の総合的な学習の授業コーディネートに入っていました。当時(2013~2019年)は1年間を通して一緒に学習をしていました。1学期の取組に、地域の民生児童委員さんと自治会長さんにご協力いただいて、自分が暮らす地区の高齢者宅を訪問するという授業がありました。
ブログというのはありがたいもので、その時の活動発信が残っていましたので興味のある方はぜひ次の記事をご覧ください。

これは2018年度の記事。最後に登場する関西大学の大学生の中には、今や地元の社協で立派な社協ワーカーになっている方もいます。

今回、民生委員さんたちとお話をしている中で、何度かこの「高齢者宅訪問」のお話が上がりました。当時、訪問先で教えてもらった避難時の声掛け方法のことや、子どもたちの災害に対する理解などが出てきました。
子どもたちと一緒に同行する大人たちも学びの機会を得て、今の活動につながっているのだと知り、とっても嬉しくほっこりとしました。

地域で活動していると、大きくなった当時の子どもたちに再会することもあります。以前、2学期に取り組んでいた子どもカフェをした子(今は成人)が、
「あの時はただただ楽しくて、自分たちでやり上げた気になっていたけど、今はあの裏で大人の方たちが色んな調整をしてくれていたんだということが分かります。すごく有難いことでした。」
と話してくれました。
時の流れを感じましたが、子どもたちの成長にほんとに嬉しくなる瞬間でした。

(投稿者:M.T)