高齢者を知り、地域に目を向けよう

5月20日、保田小学校6年月組、雪組の各クラスへ、保田老人クラブより8名、保田小学校学校運営協議会委員3名、保田地区民生児童委員協議会より1名の方をお招きし、子ども達が思う、高齢者イメージを実際の高齢者の方にインタビューをさせていただきました。
月組、雪組をそれぞれ5班づつに分け、5月13日にペタンク交流会で交流を深めた高齢者の方々に各班へ入っていただきました。

今回、初めて参加される高齢者の方もおられるので、まずは、各班でお互いの自己紹介。

次に、高齢者とは何歳から呼ばれているでしょうかの質問に、すぐに65歳以上と答えてくれました。
また、現在の有田市と保田地区の人口、高齢化率などのお話をし、有田市の人口推移の予測で、2040年の人口予測人数をお話すると驚かれておりました。

次に、5月7日の授業で、各班でまとめた高齢者イメージを実際に、高齢者の方々へインタビューがはじまりました。

インタビューの中では、高齢者の年齢を聞いて驚く班、修学旅行の話、水害の話、昔の遊びの事など。

昔の子ども時代の話の中で、小学6年生までテレビがなかったり、冷蔵庫、洗濯機もない、今のように学校での給食もない、学校にプールがなかった話など、沢山の話を聞かせていただきました。中には、プロポーズの言葉を教えてくださいなども話もあり、さすがに高齢者の方はびっくりされていました。

来年、東京オリンピックが開催されるが、高齢者の方が中学1年生の時に「東京オリンピック」が開催され、学校のテレビで陸上競技をみんなで応援した話なども。

はじめは緊張していた子ども達も、話をしていくとだんだんと笑顔に!

休憩時間には、明日から行く「修学旅行」の話に。実は、老人クラブも明日から岡山方面へ旅行に行くんやでと。

4時間目には、インタビューをした内容をまとめ、各班より入っていただいた高齢者の方々について「〇〇さんはこんな人」と題して、発表いただきました。

発表の中で、高齢者の方と話をして、印象に残った話で、「水害にあっても、一生懸命生活をされてきた話」や「やる気はあるが、体力がなくなってきた話」などが印象に残ったと。

高齢者とひとくくりにイメージし、困っていることが多いのかとイメージしていた子ども達が多かったようです。実際に、高齢者の方とペタンクをしたりお話をすることで、笑顔で楽しくされていることが分かり、イメージが変わったようです。

高齢者の方に、授業の感想を聞くと「みんなと話ができて、元気をもらいました」と話をされていました。
今後、車いす体験、認知症理解の出前授業の後、地域の介護施設に見学へ行き、施設のご利用者と交流会を行う予定になっています。