10月4日、宮原小学校6年生、3・4限(鳩組)、5・6限(桜組)に「車いす体験」を実施しました。
担任の先生との打ち合わせで、晴れていた場合、校外体験として、子ども達がよく行くお店まで車いすで行く計画をしていました。途中に交差点もあるため、保護者の方や宮原地区交通指導員の方々にも体験中の見守りをお手伝いいただく予定にしておりましたが、当日雨のため、校外体験を中止にし、校内体験に変更しました。
主なプログラムとしては
・車いす利用者との話の仕方
・車いす利用者への声のかけ方
・車いすの開閉方法
・車いすの各部の名称説明
・車いすの乗る前、乗ってから確認すること
・車いすでの段差の上り下り(体験)
・車いすを1人で動かしてみよう(体験)
・車いすに乗って、みぞ越え(体験)
・車いすに乗って、段差を乗り越えられるか(体験)
・車いすに乗って買い物(体験)
・車いすの乗ってジグザグに進んでみよう(体験)
・車いすで校内を移動してみよう(体験)
まずは、車いす利用者との話の仕方で、「目線を合わせて」話をしてもらいたいとお話させていただきました
実際に、車いす利用者が困っている場合の声のかけ方を実演してもらいました
実際に、車いすを10秒でたたむのに挑戦してもらい、その後、車いすの開閉方法について、実演を交えて説明させていただきました。
車いすの各部の名称、良く使う箇所などを詳しく説明した後、車いすに乗る前に、乗ってから確認することを説明中
その後、マットを段差にみたてて、段差の上り下りの説明をした後、
二人一組になり、車いす利用者役、介助者役に分かれて、段差の上り下りを体験
車いすを1人で動かす体験。(前、後、右、左、回転)
体育館内に体験コース(みぞ越え、段差の乗り越え、買い物、ジグザグ)を設置し、体験していただきました
みぞ越え体験
すのことすのこの間に、みぞを作り、みぞに車いすの前輪が落ちないように進んでみよう
段差の乗り越え
車いすを一人で操作し、約10cmの段差を一人で乗り越えることができるかを体験
買い物
車いすで買い物に行った時に、欲しい商品が奥や高い所にあった場合に、どこまでの商品を取れるかを体験
ジグザグ
マーカーとマーカーの間をジグザグに進み、段々とマーカーの距離が短くなり
最終は80cmの幅を通ることができるかを体験 みなさん、すごく慎重に車いすを動かしながら、コースを進んでいました
校内を車いすで移動(校内体験)
車いすに乗ったまま「砂利道」を進めるかを体験
車いすに乗ったまま冷水機で水を飲むのは難しい事が分かりました
車いすに乗ったままで、手洗い体験
体育館から校舎に入るのに、少し上り坂で、段差があり、介助がなければ校舎には入れませんでした
車いすでローカを移動中、職員室から先生が出て来られた時に、ぶつかりそうになりました
車いすで校内に出てみると、段差があったり、車いすに乗ったまま冷水機で水が飲めなかったり、手洗いをするのが難しかったりと色々な発見がありました。
また、ローカを車いすで移動する時に、職員室から先生が出て来られ、ぶつかりそうになりました。移動中に、横から出て来られると対応するのが難しい事が分かりました。
最後に、段差があったり、障害物があると車いすで進むのが難しいです。段差や障害物を全て取り除く事は今すぐ出来ないが、今日は学んだことで、困っている車いす利用者がおられれば、「何かお手伝いしましょうか」と声をかけてみてください。自分1人で難しい場合は、大人の方に助けを求めましょうとお話をさせていただきました。
車いす体験の感想をお聞きすると、「車いすに乗っている時に少し怖かった」などの意見が出ていました。
介助している時に、次にどのように車いすが動くのかを、車いす利用者の方に声かけをするのが大事であると説明をさせていただきました。
体験する事で気づくことも多いと思います。
5・6限での授業では、保護者の方々がお手伝いに来てくれました。晴れていれば、校外体験時に見守りをしてもらう予定でしたが、雨のため校内体験の見守りをしていただきました。ありがとうございました。
6年生は、11月3日(土)に、福祉館なごみにおいて「子どもカフェ」を予定しており、車いす利用者が来られた場合には、今回の体験を活かしてもらいたいですね。