また1週間が始まりました。そろそろ早めに2学期が始まる学校が出てきています。
社協のある宮原では、今日から3日間、新学期に向けてラジオ体操が行われています。
最近のラジオ体操は長い休みの中で数日だけというのもカルチャーショックですよね
季節が移ろい始めた今日、未来に向けての新しいプログラムが始まりました(^ ^)/。
ということで、本日のお題は
『高齢者サロン運営アドバイザー・地域コーディネーター養成講座』
前半4回、後半4回の全8回シリーズの養成講座。前半は、和歌山県社協の主催で有田地方の1市3町のシニア世代が対象です。続けて開催する後半は、有田市社協主催でもう少し突っ込んだ講習を受講してもらおうと考えています。
第1回の講師は
佛教大学 福祉教育開発センター 講師 金田喜弘先生
テーマ 『地域福祉がめざすもの』―地域に根差した活動をめざして―
とっても気さくで、身近な話題を盛り込みながら、楽しくお話ししていただきました。
今の日本の現状とボランティア活動の意義について、具体的な事例を交えてお話しいただきました。
間ではじゃんけんゲームを挟みながら、会場を上手にあっためてくださいました。
私の心に残ったフレーズをご紹介します。
「大切なのは、地域住民が必要と感じ、自らの手で工夫しながら創り出すこと」
社協に頼まれたから、市役所が自治会へ言ってきたから、ということではなく、住民同士がお互いの生活を見る中で、できる範囲でやっていくことが大事です。派手でなくてもいいと思います。
野菜をたくさんもらった時は、となりのおばあちゃんに料理をしてからあげているという方もおられるのではないでしょうか?
こういった古くからのご近所づきあいも、今は減りつつあることです。
一人暮らしのおばあちゃんたちが近所に増えているから、ちょっと若い人たちでおかずをつくって届けてあげようとか、そういう気持ちからでいいと思います。
派手なことでなくても、小さいことから考えてもらったらと思います。
今回はサロンアドバイザー講座なので、講座を終えて実際にサロンを立ち上げてくださる方が現れればそんなうれしいことはないのですが、何十人も寄ってくるサロンがあれば、数人でも続けているというサロンもあってもいいと思います。
そこに、ボランティアをする人の想いと、来てくれる方の想いがあればいいのだと思います。
会場からの質問では、「逆に行政はなんでもボランティアを頼り過ぎではないか、もっと制度をしっかり組み立ててほしい」という意見も上がりました。
先生もおっしゃっていましたが、私も同じことを思いました。
それぞれができる役割は違うということです。
地域全体を見るときに万能なものはないような気がします。
認知症講座などもお願いするのですが、専門職があふれているわけではないので、お隣さんの変化に気づいた人が専門職につないでほしい。それだけでも、救われる人がいるのです。
サロンひとつにしても、毎度やってこられる人ばかりではない、人の中が苦手な人もいる、移動できない人もいる。
地域では、一人一人が違う生活をしているわけですから、いろんなやり方が必要だと思います。
専門職の出番の時はもちろん駆けつけられる体制にしたいです。
だからこそ、地域にはネットワークが必要なんですよね。
ということで、みなさま、よろしくお願いします